
株式投資の魅力のひとつとして知られる「株主優待」は、それ自体を目当てに株式投資を始める方がいるほど株で人気を集めているものです。
お金を出して株を買うということは、言わば企業のオーナーの1人になるということですから、企業側もそれに見合った還元を施すことになります。
どんな優待が貰えるのか自身で選べる場合もありますし、株の所有数に応じて還元量が増える!なんてことも。
株の売買で利益を求めることに注目が行きがちですが、お得感たっぷり・貰って嬉しい株主優待とはどんなものなのか詳しく見ていきましょう。

一口に株主優待と言っても、上場企業だけでも4000社ほどあるのですから大幅な種類が存在しています。
今回はそんな株主優待の具体例を見ていきましょう!
優待目当てで株をスタートする場合、「実際に自分が受け取るならどんな優待がいいか?」など想像をして、楽しみながら選んでみるのもいいですね。
株主優待:金券
年齢や性別を問わず、どんな方が受け取っても嬉しい優待と言えば金券です。
QUOカードやギフトカードはもちろん、図書券などが優待として貰えます。
現金と同じ感覚で使えるのでシチュエーションを選びませんね。
中にはおこめ券やたまご券と言った珍しい金券もあり、日常生活で欠かせない食料品が貰える金券とあって一部では熱い支持を受けています。
食料品をそのまま貰うのではなく金券として受け取ることによって、賞味期限などを気にせず自分のタイミングで受け取りができるのが嬉しいポイントです。
また企業によってはOUOカードが優待限定デザインであったりと、コレクション欲をそそるものまで様々。
受け取った金券はお近くのコンビニやドラッグストアで気軽に使用可能ですし、とにかく場所や時間を選ばない汎用性の高さ、便利さが魅力な株主優待です。
■金券が受け取れる企業の例)ANAホールディングス・ヴィレッジヴァンガードコーポレーション・GMOインターネットなど
株主優待:割引(券)・優待券
スーパーや飲食店などを経営する企業の施設を利用する際に割引や優待を受けられる場合があります。
お馴染みのイオンでは、優待のオーナーズカードを持っているだけで買い物額が3~7%安くなってしまうほど!
利用出来る店舗は全国のイオン系列に及びますので普段のお買いものに役立つこと間違いなしです。
このように株主優待として自社の施設を利用する際の割引を行っていたり、割引券という形で優待を行っている場合が多いです。
サービス内容は企業によりけりですが、レストランや居酒屋などの飲食店を始め、レジャーのための乗り物・娯楽部門では映画、カラオケなどが身近なところかと思います。
株主優待が貰えるからその店舗を利用する、というだけでなく、自身が好んで利用する店舗だから優待割引が欲しいという理由で始めてみるのも面白いかもしれません。
■割引が受けられる企業の例)ビックカメラ・ヴィレッジヴァンガードコーポレーションなど
株主優待:食料品
私たちの日常に欠かせない食料品も株主優待で受け取ることが出来ます。
お米やお酒を含む飲み物、果物やお菓子などこれまた種類は多岐にわたりますが、特に個人投資家に人気のある優待です。
食料品を扱っている企業は多いですし、どんな食品を受け取るか考えているだけでも楽しくなってしまう優待です。
食料品優待の中でも有名なのがオリックスグループのカタログギフト「ふるさと優待」です。
全国各値の取引先で扱う商品を厳選し、対象株主は年に1度好きな豪華商品を選ぶことが出来ます。
ギフト商品は毎年更新されていますから、その都度新しい内容を楽しめる仕組みになっています。
ちょっとした贅沢や毎日の楽しみに利用出来ますね。
■食料品が受け取れる企業の例)オリックスグループ・コカ・コーラウエスト・キリンホールディングスなど
株主優待:日用品
日用品の節約術として株主優待を利用する手もあります。
日用品メーカーが株主優待を設けていれば、自社製品を優待として受け取れる可能性が出てきます。
トイレットペーパーや洗剤・石鹸などはどうしても毎日使うことになりますし、余ってしまってもストックしておくことが出来るので無駄にはなりません。
詰め合わせセットの場合だと、普段使わないシャンプーや化粧品など自身が使わない製品も中には混ざっているかもしれません。
そこまでこだわりがない方ならそのまま使ってしまえますし、ご家族やご友人に譲ることも考えられますが、必要のないものが含まれていないか中身はチェックしておきたいですね。
■日用品が受け取れる企業の例)ライオン・DCMホールディングス・小林製薬など
株主優待:カタログギフト
金券と並ぶくらい失敗のない株主優待といえばカタログギフトなんてものもあります。
お祝い事などでお馴染みのカタログギフトは、掲載されている商品から自分の気に入ったものを選択できるというメリットがあります。
企業側から優待内容を決められる訳ではないので、株主優待が初めての方や色々な商品を受け取ってみたい方にピッタリです。
どんな優待がいいか迷っている方でも、実際にカタログギフトを眺めているだけで優待を受け取れる楽しみを感じられるかと思います。
普段手を出せない個性的な商品にもチャレンジできる、幅広いニーズに答えた株主優待です。
■カタログギフトが受け取れる企業の例)イオンモール・RIZAPグループ・KDDI

お目当ての株主優待が決まったら、実際にどのようにして株主優待を受け取るのかチェックしておきましょう。
基本的に優待が貰える銘柄の場合、対象の株を「権利付き最終日」までに購入して、翌日まで保有しておく必要があります。
権利付き最終日とは、名前の通り、株主優待の権利が発生する最終日のことです。
この日までに株を購入しておき、翌日まで持っていることによって優待が受け取れることになります。
配当金についても同じで、各企業が定めている権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている状態であればOKです。
また、株主優待を貰うために必要な株の数量は、各企業・各銘柄ごとに異なっています。
1株から優待が貰える銘柄があったり、500株以上でないとダメだったりと必要な株の保有量は幅が広くなっています。
100株以上の購入がメジャーとなっていますので、各企業の公式ページでチェックしつつ、必要な費用や無理せず運用出来るかなどを確認して行きましょう。
賢く株主優待を手に入れる方法!?
権利付き最終日付近では、株主優待を目当てに駆け込みで株を購入する方が増えていきます。
そのため権利付き最終日に近づけば近づくほど、株価が上昇してしまう事態が起こりやすいということです。
逆に言えば権利付き最終日を過ぎると、株を手放すトレーダーが増えて株価も下落しやすい傾向が出てきます。
この下落したタイミングを狙って株を買うことで、駆け込み時よりも少ない費用でありながら、いつも通り優待を受け取ることができるようになります。
権利日ばかりに惑わされず、株価の傾向と購入タイミングを把握することで賢く株主優待を狙うことが可能です。
⇒株主優待を使ってお得に取引が出来る証券会社がある!?

株を始めるためには株式取引用の口座を持つ必要があります。
口座開設と言われるとなんだか難しく感じてしまいますが、実はスマートフォンからの申し込みだけでとってもお手軽なんです。
しかも取引まで全てネットで完了出来るので、投資が私たちのより身近になってきたのを感じることが出来ます。
証券会社にもよりますが、申し込みは5分程度で終えることが出来ますよ。
株取引できる証券会社で初心者にオススメなのが楽天証券です。
楽天と言えば楽天市場にカード、そして電話事業と日本を代表する会社です。
他社を圧倒するサービス・サポートは圧巻のひとこと!
楽天ポイントも活用できるのがうれしいですね。